KDEのテキストエディタ「Kate」について

もう全部これでいいんじゃないかなと思わなくもない

先日の記事でKateというテキストエディタに言及しました。
以前使っていたMATEデスクトップ環境でのPlumaの立ち位置、主にブログの原稿だとか動画の台本だとかを書くのに使っています。
しかし、結構高機能らしいのでもっと活用できないものかとその後も色々と機能を確認してみていました。

それで気付いたのが、セッション機能が便利ではないかということです。
これは作業環境をまるごと保存していつでも呼び出せるようにしておく機能で、開いているタブはもちろんウィンドウのサイズだとか画面分割の状態だとかまでをすべて最後に閉じた時の状態そのままで復元できるようになっています。
複数のセッションに名前をつけて保存しておき起動時に選択できるので、例えばメモ書き用途の時と小説を書く時でセッションを分けられます。
ウィンドウを最大サイズにして画面を左右で2分割し、右に小説本文、左に各種設定メモのような配置にしたセッションを保存しておけば小説エディタとして十分使えそうな感じがします。
注意点としては、複数のセッションを同時に別ウィンドウで開くようなことはおそらくできないということでしょうか。複数ウィンドウの状態をひとつのセッションとしてまとめてしまえばいいかもしれませんが、それはそれでちょっと取り回しが悪そうです。

それから、文字数カウント機能があることにも気付きました。
設定画面ではshow word countとなっている(翻訳されていない)項目にチェックを入れるとword=単語数だけでなく文字数もカウントして下部のステータスバーに表示してくれます。
範囲選択するとその範囲内の単語数と文字数もそれぞれ別でカウントしてくれる親切仕様で、小説用途としてもSNS投稿の下書き用途としても申し分ないです。

あとはGitの機能を使えればKateを完全に使いこなせていると言えるでしょうが、Git苦手なんですよね。そもそも現状バージョン管理が必要なほどの文章は書いてないですし。

ともあれ、実はLinuxだけでなくWindowsやMacOSでも使えるKate、日本語文章を書くテキストエディタとしてかなり優秀だと思うので興味があれば使ってみてほしいです。
あ、もちろんコードエディタとしても使えると思います。むしろそっちが本分ですが。

Kate - Get an Edge in Editing
Kate is a modern text editor built on the KDE Frameworks and Qt.

以上です
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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