Kubuntuのサウンド設定まわりで躓いた話

誰かのために残しておきます

先日、普段遣いしているパソコンのOSをUbuntuからKubuntuに変えました。
Ubuntuとは、Kubuntuとは、そもそもOSとは、という話は面倒なので取っ払うとして、ともかくKubuntuのインストールは完了して、それから各種設定を行ったわけなのですが、サウンドの設定で問題が発生しました。
デバイスが認識されていないというようなことではなく、認識はされていて音も出るけど音の先頭部分だけが鳴っていないという状態です(音声ファイルが「こんにちは」なら「…ンにちは」になるみたいな感じ)。
原因は音声の再生システムが一定時間アイドル状態になるとサスペンドしてしまい、そこから復帰するのが間に合わずに音の最初が鳴らないということのようです。
この現象はUbuntuのときにも発生しており、その際はPulseAudioの設定ファイルをサスペンドしないように書き換えて直ったのですが、今回Kubuntuは24.04をクリーンインストールしたため音声まわりがPipeWireに変わっていて同じ手段が使えませんでした。
というか、PipeWireの設定ファイルを書き換えても反映されなかったんですよね。設定ファイルの仕様もPipeWireのバージョンごとで違っていてネット上の情報も錯綜している感じでした。

設定ファイルを何度も書き換えてああでもないこうでもないと結構時間を取られたので仕方なくPulseAudioに切り替えようかとも思ったのですが、せっかくなのでもうちょっとだけあがいてみようとqpwgraphというPipeWireをGUIで設定できるアプリをインストールしてみました。そうしたらなんと、なんかよくわかんないけど直りました。
最初グラフの操作がわからず変なつなぎ方をして爆音を発生させてしまったのですが、それを元に戻したら音の先頭がちゃんと鳴るようになった、という感じで、何が契機で解決したのかよくわからないのです。

とりあえず、PipeWireのせいでサウンド関連困っているという人がいたらqpwgraphを入れていじってみると直るかもしれません、ということを記しておきます。もちろん自己責任ですが。

ちなみに、先日の記事で説明した立ち絵を動かす方法も前の環境からサウンドの設定項目が変わってPNGTuberPlusにパソコンの音声を送れなくて困ったのですが、qpwgraphを使ったらマイクの音を切ってパソコンの音声を送るちょうどいい設定が作れました。よくわからないけどすごいアプリです。

以上です
ここまでお読みいただきありがとうございました。
よろしければ購読をお願いします。

Subscribe to Pixel&Voxel

Don’t miss out on the latest issues. Sign up now to get access to the library of members-only issues.
jamie@example.com
Subscribe