Pivox復活

今度はもっと長く続けたい

このたび、分散SNSとしてのPivoxを復活させました。

Pivox - content aggregator, content voting, discussion and micro-blogging platform on the fediverse
content aggregator, content voting, discussion and micro-blogging platform on the fediverse

復活といっても以前のデータもなにもないゼロからの再スタートで、使用しているのもPleroma/AkkomaではなくActivityPubに対応しているMbinという別のソフトウェアです。なので名前だけ復活という感じですね。
MbinはRedditのようなスレッドを立ててそこにコメントを付け合って議論することができるプラットフォームを作るためのソフトウェアで、くわえてマイクロブログ(ミニブログ)機能もあるためスレッドとは関係のない日常的なつぶやきもできるようになっています。
一応メインの話題は以前のPivoxから引き続きピクセルアートとボクセルアートですが、それ以外にもいくつか用意してあります。

運用方針としては、基本は私個人の情報発信と情報集積のために使用します。しかし完全なおひとりさまではなく、交流のある人に限ってユーザー登録を受け付けます。
ただ、やはりあくまで趣味運営であってそこまで大層な責任は負えないので、メインのSNSとして移住しようとはしないでほしいというところはご承知おきください。
ユーザーの作成は私がサーバに直接コマンドを打ち込んで行うので、流れとしてはまず私にコンタクトを取って依頼していただくということになります。
サーバのスペック的にあまり大勢受け入れることはできないと思われるのである程度の人数で締め切りますが、需要が大きいようならサーバのスペックアップも検討します。

一応各種SNSの私のアカウントへのリンクを置いておきますので、興味のある方はどのルートでも良いのでお気軽にご連絡ください。

Pivox
Mastodon
X(旧Twitter)
Bluesky

お知らせはここまで。
あとはちょっとMbinの導入時のことについて話しましょうか。ここまでで登録したいと思った人にとっては不安材料にしかなりませんが。

Mbinは言ってしまうとActivityPub対応ソフトウェアの中ではかなりマイナーです。それゆえにインターネット上にも情報はほぼありません。頼りになるのは公式のドキュメントです。

Documentation | Mbin Docs
We split up the documentation for:

当初、まあそうは言ってもドキュメント通りにやっていれば大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、そうは問屋が卸しませんでした。なんか毎回油断していざやると苦戦している気がしますね。
とにかく、ドキュメントの通りにやっていた、はずでした。しかし最後まで手順を済ませてもサイトはなぜか502を吐いていました。
Mbin自体やNginxの設定ファイルになにか間違いがあったのかと見直しても何も見つけられず、結局一旦Mbinを削除してもう一度最初から手順を追ってやったら上手くいきました。コピペミスかなにかだったのでしょうか。
で、その後今度はMastodonの自分のアカウントからMbinに作ったアカウントをフォローしようとしてもできないことが発覚します。microblog.pubを建てた時にも同じような現象が発生していましたが、その時はNginxの設定をコピペし直して解決したのが今回は通用しませんでした。
そこで、Matrix(オープンなプロトコルのDiscordみたいなコミュニケーションツール)のMbinコミュニティを頼りました。Google翻訳の力を借りて助けを求めたところ、優しい有識者の方から「メッセンジャーは動いてる?」と訊かれました。
メッセンジャーというのは、私も詳しくは理解していませんがMbinのサービスを動かすのに必要な仕組みで、もちろんドキュメントに設定方法が書いてありそのとおりにしていました。しかしまあ、実は動いていなかったということもあるかもしれないのでステータスを確認したところ、動いてはいました。いましたが、何度確認してもアップタイムが1〜2秒で表示されます。さすがにこれはおかしいと気付きます。アップタイムというのは起動してからの時間ですから、つまり起動しては止まる、また起動するということを繰り返しているということです。その状態を伝えたところログを見るよう言われたので見てみると、どうも認証で失敗しているらしいということが読み取れました。
それで確認して気付いたのが、メッセンジャーに使用しているRabbitMQというソフトウェアに設定したユーザー名です。
Mbinというソフトウェア、元はKbinというソフトウェアのフォークです。そのため結構あちこちに名残としてKbinという単語が残っています。そのせいなのか、RabbitMQにユーザー名をkbinで作成してしまっていました。
しかしMbinの設定ファイルはそのユーザー名部分がmbinである前提で書かれていました。
ドキュメントを見直してもユーザー作成部分のコマンドはちゃんとmbinになっているのでなぜそんな間違いをしてしまったのかはもはやわからないのですが、とにかくユーザー名をmbinで作成し直すことで無事メッセンジャーは動き出し、フォローも通るようになりました。
ひとりだったら気付かなかったので有識者の方には感謝しかありません。

そんな感じで導入はドタバタしていました。ソフトウェアのインストールは慎重にやろうという自戒を込めてこうして書き残しておきます。

ちなみに、一度通ったフォローがその一時間後くらいになぜか外れてしまい、ああまだ何かミスがあるのかなと思いつつも再現を待つためにフォローし直したところ、そのまま外れることなく今に至るというちょっとこわいはなしがあります。こわいですね。

以上です
ここまでお読みいただきありがとうございました。
よろしければ購読をお願いします。

購読 Pixel&Voxel

最新の投稿を見逃さないように。サインアップするとメンバー限定記事へアクセスできます。
jamie@example.com
購読