PivoxのバックエンドをPleromaからAkkomaに変えた話
備忘録として残しておきますというやつ
過日、Pivoxに問題が発生しました。
内容は複数のタイムラインで投稿が数日や数ヶ月単位で飛び飛びになるというもの。原因はバックエンドに使用しているPleroma安定版のバグのようで、開発へ別の人から既に報告は上がっているのですがなかなか対応されていない状態です。
そこで今回、バックエンドそのものをPleromaのフォークであるAkkomaへと移行することにしました。
手順
フォークというのは別の人がコードを引き継いで独自に改良していくもので、AkkomaももとはPleromaです。なので移行するのも本当に切り替えるという感じでそこまで手間ではありませんでした。
まずサービスを止めてバックアップなど行い、以下のコマンドを実行します。
export FLAVOUR="amd64"
./bin/pleroma_ctl update --zip-url https://akkoma-updates.s3-website.fr-par.scw.cloud/stable/akkoma-$FLAVOUR.zip
上のコマンドでフレーバーを指定し、下のコマンドで指定したフレーバーのAkkomaをダウンロードしてくるわけですね。サーバの環境ごとに選択するフレーバーは異なるので詳しくはドキュメントを参照してください。
その後は以下のコマンドで実際に移行します。
./bin/pleroma_ctl migrate
なおPivoxの環境ではupdateとmigrateのコマンドはダブルクォーテーションで囲ってsudoでユーザーやシェルなどを指定して実行しているので、実際に流したコマンドは少し違います。
手順はたったこれだけ。全体で10分程度で終わってしまい、やや拍子抜けでした。
一応フロントエンドの設定方法も調べておいたのですが、サービスを再起動した時点でそれまで使っていたSoapboxが普通に動いたので不要になりました。
問題解決
これでタイムラインをスクロールしてもいきなり数日前や数ヶ月前の投稿が出てくることはなくなりました。
半月以上も放置してしまって申し訳ありませんでしたが、無事解決したのでよしということでお願いします。
以上です
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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