2025年のSNS事情
とくに有益なまとめではなく、個人の感想をダラダラと書いているだけです
年が明けたので、昨年からの各SNSの動向を振り返ってこの先どうなるかな、というところを書いてみたいと思います。
思えば昨年は色々と動きがあった年でした。
Blueskyが招待制を廃止し、分散型という思想から単一のSNSらしい機能強化へ舵を切った(ように見える)のも昨年からでしたし、ThreadsがActivityPubへの段階的な対応を始めたのもそうでした。
Misskey.ioが爆発的にユーザーを増やし始めたのも昨年あたりからだったでしょうか。
それから年末に突如として出現したmixi2もあります。
Bluesky
上に挙げた中で私がやっているのはBlueskyだけです。
招待制廃止前にMastodonでコードをもらって始めましたが、それから色々と機能が追加されて充実してきており、ゲーム制作の進捗を投稿すると結構反応がもらえて投稿のしがいがあります。
しかし、Blueskyという単一のSNSとしての機能追加が先行していて、ATProtocol全体としての動きはいっこうに先行きが見えてこないという印象が拭えません。
独自ドメインをアカウント名に使用できるという点で本物であることの保証ができるからか、ちらほらと企業系のアカウントも参入しているようですが、それもやはり単一のSNSとして規模が大きくなってきたからこそなのでしょう。
内部の思惑は知りようもありませんが、少なくとも世間へはすでに単一のSNSとして受容されている状態であり、分散型SNSの新たな可能性を期待していた身としてはちょっと残念です。
Threads
ビッグテック製のSNSがActibityPubに対応するということで、使いはしないものの動向は気になっているThreadsですが、基本的には各ユーザーがオプトインで連合に対応させるという方針のようです。なおMastodonの私のアカウントからフォローした人というのは今のところいない(はず)です。
聞いた話では言論の治安があまりよくない(婉曲表現)らしく、今後もThreads自体をやることはないでしょう。
Misskey.io
いつの間にかX(旧Twitter)からの移住先有力候補になっていたMisskey.ioですが、ユーザーが爆発的に増え、個人運営だったところを法人化もしたそうで一見上り調子に見えます。
しかしサーバの維持は大変らしく、負荷になる連合をやめるという話がたびたび出ているようでMastodonからフォローしている人が何人もいる身としては心配です。
それだけMisskey.ioの中でコミュニケーションが完結しているユーザーが多く連合する意味が薄いということなのかもしれませんが、Misskeyの旗艦サーバが連合をやめてしまうというのはFediverseにとってあまり良いことではないと思うので、どうにか頑張ってほしいところです。
今後Misskeyを始めようという人がいたら、Misskey.io以外のサーバに登録したほうが負荷分散になって良いのではないかなと思います。
mixi2
本当になんの前触れもなく登場して一時話題をさらっていった感があります。しかし私個人はmixiをやっていなかったので思い入れは特にないですし、このmixi2も招待制なうえスマホアプリ限定なので今のところはやる予定がありません。パソコンのブラウザでできるようになったら考えます。
とはいえ国産でそれなりに手堅い企業が運営するSNSというのは貴重なので、長続きしてほしいという気持ちはあります。
今年はどうなる
イーロン・マスク氏による買収から1年以上が経過し、その間にX(旧Twitter)は大きな変化を迎えました。そしてそれらは概ね悪い変化であったというのが衆目の一致するところです(個人的には疑問もありますが)。
それゆえか、人々はポストTwitterを求め、それに応えてポストTwitterたらんとするSNSがいくつも登場し、世はまさにSNS戦国時代といった様相になってきていると感じます。
そうなるとどのSNSが最終的に覇権を握るのかという思考になってしまいがちですが、そもそも過度にX(旧Twitter)へ一極集中していたことが異常であり問題であるという見方もでき、今後は複数のSNSが並立しているのが当たり前でその中から自分に合うものを選んで使うというのがある種の正解になるかもしれません。
そこで今個人的に気になっているのが「Surf」という年末にベータ版が出たアプリです。
これはオープンなソーシャルウェブを横断的に閲覧できるものだそうで、これがあればThreadsを含むActivityPubに対応した各種SNSやBlueskyなどの投稿を特定の話題についてまとめて取得することができます。
こういったアプリが普及すれば、こと情報収集という点においては登録しているSNSの違いは無視できるほどに小さくなっていくでしょう。mixi2のような現状クローズドなサービスは対象外でしょうが、だからこそオープンなSNSが主流になってほしいと思います。
そういう意味では、今年の注目はmixi2がオープンになるかどうかというところでしょうか。そのうえでActivityPubに対応してくれれば理想的ですが、コンセプト的には難しいかもしれません。
そんな感じで、今年も各種SNSの動向にはそれなりに気を配っておきたいと思います。
以上です
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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