ずんだもん炎上
常識で考えよう
麺処きずなの件がなぜかずんだもんの方へ飛び火しました。
今般のmini氏の炎上の流れで、先ほど以下の件についてお問い合わせを頂いたのでこの場でご説明します。
— あぎりさんぽ (@agirisampo_yzk) March 11, 2024
■私のYoutubeメンバーシップ内でのずんだもんバッジは規約違反なのではないか?
結論から申し上げますと、規約には違反しておりません。… pic.twitter.com/30lYhbHKvd
立ち絵作者です
— 坂本アヒル (@sakamoto_AHR) March 11, 2024
「絵柄を模倣した絵を第三者に有償依頼する」ことについては自分も誰も許可は出してないし、そもそも立ち絵の規約で是非を判断すべきことじゃない
詭弁を弄してグレーゾーンを無理矢理シロにしようとするのはやめてほしい https://t.co/WS0yies8Vr
こちらのツイートにつきまして、立ち絵作者である坂本アヒル様に大変不快な思いをさせてしまいました。 立ち絵規約の「公式の規約に準じての商用利用や、改変・加工しての利用も可能です。」という部分を… https://t.co/50qr1FPTNk
— あぎりさんぽ (@agirisampo_yzk) March 11, 2024
先ほどブチギレずんだもんBB等を含む全BB動画及びYoutubeコミュニティで使用している当該メンバーシップ画像について削除を実施致しました。
— あぎりさんぽ (@agirisampo_yzk) March 11, 2024
申し訳ございませんでした。 https://t.co/xYShB6oHB8
【ご報告】
— あぎりさんぽ (@agirisampo_yzk) March 12, 2024
まずは、なぜ公式に確認をとり、坂本アヒル様に確認を取らなかったのかという点のご説明から始めます。
最大の理由は坂本アヒル様の立ち絵の規約に「(ず・ω・きょ)」が付いていたためでした。
このマークは利用判断については完全に公式に委ねるというものです。… https://t.co/xYShB6oHB8
【追記】
— あぎりさんぽ (@agirisampo_yzk) March 12, 2024
昨日確認をしたところ、坂本アヒル様よりブロックされていることを確認し、和解の方は厳しいと思いましたので、今回このような判断を致しました。
*以後、当該アカウントからのPOSTは致しません。
補足です
— 坂本アヒル (@sakamoto_AHR) March 12, 2024
あぎりさんぽ氏のポストは、「坂本アヒルの絵柄を模倣することは規約で許可されている」という誤解を招くため、それを訂正することがこちらの引用リポストの目的でした(1/4) https://t.co/WbsKZauIaH
詳細は投稿を開いて見てください。記事執筆時点では全ての投稿が残っていますが、もしかしたら消えるかもしれません。
この件に関しては、麺処きずなと同じく「動画投稿者が立ち絵の製作者に無断で似た絵柄を別人に依頼した」という格好ですので、基本的に悪いのは動画投稿者です。
しかしなぜか引退を表明した動画投稿者のファン側から立ち絵製作者を批判する声が多く、その根拠は「立ち絵製作者が公式のガイドラインに準拠する宣言をしているから使い方に口を出す権利がない」ということのようです。
実際、製作者が公開している立ち絵のページにはその旨記載があります。
公式の規約の範囲なら何に使ってもだいじょうぶ!
ただしこっそりやるべきものはこっそりと。
(ず・ω・きょ)
(ず・ω・きょ)というのが東北ずん子・ずんだもんプロジェクト公式のガイドラインに準拠するという表示です。

しかし、ガイドラインを改めて読んでみても準拠するというのは公式のそれと同じように自身の二次創作物を素材として提供する(東北企業などに使ってもらう)というだけの話であって、二次創作物の著作権を公式にそのまま委託するような契約の類ではありませんし、まして著作権を放棄する宣言でもありません。
ガイドライン内には二次創作者の権利に留意するよう記載もあります。
これを振りかざして立ち絵製作者を批判するのは筋が悪いです。
そもそも、創作物について「自由に使っていいですよ」というようなことを言っている場合であってもそこには「常識的な範囲内で」という制約が当然にあると考えるのがそれこそ常識でしょう。
「絵柄には著作権がない」という意見も度々目にします。
これ自体は事実ではあるのですが、想定されているのはモチーフも構図も何もかも違う絵の絵柄だけを指して著作権を主張することができないというようなものでしょう。
同じキャラクターを特徴的な同じ絵柄で描くのは、常識的に考えれば模倣であって悪用すれば盗作です。
まあ、ここまで述べたのは個人的見解であって実際裁判で争うようなことになった場合どうなるかは専門家ではないのでわかりません。そもそも立ち絵製作者側は特に動画の公開差し止め等を要求しているわけでもありませんしね。
しかし、麺処きずなにしろ今回の件にしろ、合成音声界隈で立ち絵製作者を軽んじる風潮があるのは非常によくないことです。
他者へのリスペクトを持ち、著作権的にグレーゾーンであることを弁えて活動するというのはそんなに難しいことでしょうか。
自分自身も動画を投稿している身なので、ゆめゆめ忘れないように戒めたいと思います。
それはそうと、東北ずん子・ずんだもんプロジェクト公式のガイドラインはもう少し文言をハッキリとさせて誤解の余地がないように見直しておくべきではないかと思いました。
以上です
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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