分散SNSソフトウェア「kbin」について

コンテンツアグリゲーターとマイクロブログのプラットフォーム

1周年記事で取り上げた分散SNSソフトウェア「kbin」について現状わかっていることをまとめます。

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kbinはActivityPubに対応した分散型のコンテンツアグリゲーターおよびマイクロブログのプラットフォームを構築するソフトウェアです。

コンテンツアグリゲーターとは

「コンテンツアグリゲーター」と言った場合、文脈で意味が違うことがあるようですが、ここでの意味はネットニュースなど他サイトの記事を収集して再配信するサイトや事業者のことを言います。
身近で有名なところだとYahooニュースがそれにあたるでしょうか。あそこに載っているのはYahooニュース自身が取材・調査したニュースではなく、新聞社や通信社がネット上に公開したものの転載です。
ただし、kbinはプラットフォームを構築するソフトウェアですので、より近いのはRedditです。事業者自身が配信記事を選定するのではなく、ユーザーが見つけた記事を引用して自由にスレッドを作成し、そこに別のユーザーがコメントをつけることもできるようになっています。

マイクロブログでもある

Redditの代替というと分散SNSには「Lemmy」というソフトウェアもあります。が、kbinの特徴はコンテンツアグリゲーターであると同時にマイクロブログでもあるということです。
なんらかのトピックを引用してスレッドを立てるだけではなく、そういった文脈の存在しない単純な短文の投稿も可能です。
ただし、現時点でMastodonなどのようなタイムラインはなく、フォローしているユーザーの投稿を見るにはフォロー一覧からユーザーのページへアクセスしないといけません。

話題によるカテゴリ分け

kbinにはマガジンという、RedditでいうところのSubredditにあたる機能が存在します。
これにより、ユーザーはスレッドや投稿の作成時にマガジンを指定することでそれがどんな種類の話題であるかを提示することができるようになっています。
マガジンを検索すればそこに含まれるスレッド・投稿を個別に閲覧することができます。

画像投稿

実際に旗艦サーバへ登録して少しだけ投稿を試してみたところ、画像そのものはGIFアニメーションも含めて変換などされずそのまま投稿される仕様のようです。
ただし、複数枚の画像をひとつの投稿へ含めることは原則としてできないようで、他の人達は別所へアップロードした画像にリンクを張る形で複数枚投稿をしていました。

日本語対応

不完全ながら日本語に対応はしています。が、ところどころ機械翻訳そのままといった感じの部分が散見されますので、これについては有志翻訳のプラットフォーム(Weblate)上で修正していく必要があるでしょう。

まとめ

個人的にコンテンツアグリゲーターとマイクロブログのセットというコンセプトは非常に魅力的ですが、現状メインはあくまでコンテンツアグリゲーターとしての機能であるようで、マイクロブログ機能があるからといってMastodonなどと同じ使い方をするのは難しいです。
しかしその分、既に分散SNSのマイクロブログサービスを使っている人に対して新しいSNS体験としておすすめできる余地はあるかもしれません。

個人的には建ててみたい気持ちと、建てるならメモリの都合上VPSを新しく別で借りないといけなさそうという点で尻込みしてしまう気持ちがあり、どうするかはまだ決めていません。まだまだ開発中という感じでもあるので、マイクロブログまわりの機能が強化されるようなことがあれば建てる決心がつくかもしれませんね。

興味がある方はとりあえず旗艦サーバにアカウントを作ってみるとよいでしょう。もちろん自分でサーバを建ててもよいです。建てたら教えてください。

以上です
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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